祇園祭 山鉾巡行の意味。
7/17 梅雨明け。
祇園祭がある頃、毎年不思議なことにちょうど梅雨が明ける。
案の定、今年も山鉾巡行はピーカンの快晴&早速猛暑。
ところで山と鉾・・・。
鉾には長く天に向かって伸びた先端にキラキラと光る金属製のオブジェがあるのが特徴だ。(月とか長刀の形とか・・)
山には無い。
・・・昔、平安京の人々は「悪霊・生霊は天から降ってくる」と考えていたそうな。
祇園祭は八坂神社のお祭りで、都に疫病が流行ったことを機に
1年の無病息災を願って町民が始めたお祭り。
コンチキチンのお囃子を奏でること、鉾の先端が金属で出来ていること、
それは空にうようよ飛んでいる生霊達に「ここだよ!」と地上から気づかせて、
下ろさせる為のものだという。
こうして都に寄り付く生霊たちを集めて鎮魂・退散させる行事が、山鉾巡行の儀式。
キラキラと光るには・・・晴天&昼間でないと。
なので巡行は夜ではなく、午前中に行われるのだ。
鉾を目当てに飛んでくる生霊達を集めるため都大路を練り歩き・・・
集めた鉾は大昔、当初は鴨川に捨てられていたそうな。そのまま都に居つかれては困るので即処分というわけ。
ただ、毎年捨てるのは勿体ないということで、後世では鴨川に捨てるのではなく、
所定の場所に着くと(新町御池通り)即解体ということになっている。
因みに「鉾になり損ねた山」、というのがある。
“北観音山”や“南観音山”に見られるように、見るからに鉾みたいにとんがった形をしているんだけど
先端にキラキラの金属物ではなく、松の木がついているので残念ながら山なのだ。
囃子方・・・巡行の日は3畳くらいのスペースに40人位乗ってるらしい・・・。
軽やかに奏でていらっしゃるけれど、中は40℃くらいになるらしい・・・。
・・・・と私は今まで知人やらに伝え聞いてきたと思いマス。
間違ってたらスミマセンね(^^ゞ
いつも仕事場でチラッとTVで見るの(-"-)、来年こそは見に行くゼ!
今日も見てくださってアリガチュウ!
by amaguri_house
| 2010-07-19 00:00
| 祭り・イベント